ーー新時代への狼煙ーー
戦場に響いた、一つの絶叫。
「やめろォ〜〜〜!!!」
縫い付けられたように動けなくなった。
この感覚に、氷塊が滑り落ちた。
「ま、さか・・・」
エースだけでなく、その弟までもが王者の器を持つ者。
覇王色の覇気を受けた海兵が次々に倒れて行く。
も例外ではなく、その足が縫い付けられる。
戦場が凍り付いた。
(「まずい・・・
これじゃあエースさんだけじゃなく、ルフィーさんも海軍の標的に・・・」)
抑えきれない歴史のうねりを感じた。
何だ、これは?
まるで大きな何かが意図しているようなそれには震撼する。
「これが・・・」
そして・・・
戦場は一気に融解し、怒号の坩堝と化した。
2013.7.15
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