「アイスバーグさん、1番ドッグのーーっと、来客中でしたか」
「あ、パウリーさんだ」

ども、と片手を上げるに、パウリーは客人が誰か分かった。
















































































ーー純情ってステキですねーー














































































「お、お前、か!?」
「お久しゅうです。
相変わらずウブなままですか?」

開けっ広げな言葉に、パウリーは瞬時に顔を赤める。

「っな!なんてハレンチなこと言ってやがる!」
「あら、予想に違わない反応ですね〜
でも、ウブはハレンチですか」

嬉しそうに笑ったは、企み顔ですすすっとパウリーに近づいた。
身の危険を感じたパウリーは必死に身を捩る。

「こ、こら!近い!近づくな!」
「うふふ・・・なら、これならどーだ?」

と、ちらりとマントの胸元を開けると、パウリーは凄まじい勢いで後退った。

ーービターーーン!ーー
「なぁっ!!よ、嫁入り前の女が、そんな事するとは恥を知れ!!!」
「やっだな〜。固い事言っちゃぁいつまでも彼女ができませんよ?」
「余っ計なお世話だ、ゴラッ!」
「はいはい。じゃあ、その勢いを使って・・・」
「ああ?」

それ以上、赤く染まらないのではないのかと言うくらい、真っ赤な顔で、パウリーは吠える。
それを楽しげに見つめたは、うふふ、と笑う。

「活力剤〜ーーおりゃv」
「ぶーーーっ!!」

マントを開けた下に現れたのは、際どい部分を際どく隠した服。
見えそうで見えないちらリズム。
鼻血を吹き出すパウリーは角材の山に突っ込んだ。
は大成功とばかりにからからと笑う。
自分の目の前でのどんちゃん騒ぎに、アイスバーグはようやく口を開いた。

「ンマー、なんだ・・・どこからどう突っ込んだものか・・・」
「あ、この服はココロさんからのプレゼントですよ」

的外れな返答に、アイスバーグはの頭をぽんぽんと撫でる。

「お前はもう少し、慎みを持たないとな」
「そんな!パウリーさんの為を想って恥を忍んで着てきたのに・・・」

よよよ、と崩れ倒れるに、押さえきれてない鼻血を片手で庇いながら、パウリーは怒鳴った。

「う"ぞづげっ!」
「え〜、嘘じゃないですよぅ」
「ドッグでそんな格好すーー」
「バーン」

今度はマントを全て脱ぎ去り、下着よろしくな格好が屋外に晒される。
それは男ばかりのドッグでは、あっという間に視線を奪った。

「どわあぁぁぁっ!」
「「「ごちそーさまですっ!!!」」」

1番ドッグの職人の皆が赤い顔で頭を下げた。





















































>余談
「ンマー、。いくらパウリーが年下とはいえあまりからかってやるな」
「分かってますよぅ。だから、こうして将来を心配して免疫をつけさせてやろうと・・・」
「余計なお世話だ!」
「・・・深刻化してると思うんだがな」





2013.7.15


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